手稲神社

神社・祠堂 · 札幌

札幌神社遥拝所

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ひとことで言うと

冬と農期に札幌神社まで参拝できない村中250戸が遥拝所の設立を願い出たことに始まり、のちに神社そのものになった社です。

The precinct of Teine Jinja in Teine-ku, Sapporo.
禁樹なずな / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

基本情報

住所
北海道札幌市手稲区手稲本町2条3丁目4番28号

この場所について

手稲神社は札幌市手稲区にある神社です。御祭神は大國魂神、大那牟遲神、少彦名神、天照皇大神、豊受大神、倉稲魂神、菅原道眞公です。手稲村の移住民は札幌神社に参拝することを常としていましたが、冬季・農期の参拝の不便さを感じ、村中250戸にて明治29年12月26日に札幌神社正式遥拝所の設立を出願し、翌年9月4日に許可されました。明治31年9月10日には神社への引き直しを出願し、翌32年5月18日に許可されています。大正6年8月23日に村社、昭和16年4月1日に郷社に列格しました。大正元年に稲穂神社、昭和47年に小樽内川稲荷神社、昭和48年に新川神社を合祀しています。昭和22年10月8日には手稲山頂に奥宮が建立されました。例祭は9月15日です。御利益についての記載はありません。

由緒と歴史

手稲村の移住民は札幌神社に参拝することを常としていましたが、冬季・農期の参拝の不便さを感じ、村中250戸にて明治29年12月26日に札幌神社正式遥拝所の設立を出願し、翌年9月4日に許可されました。

明治31年9月10日には神社への引き直しを出願し、翌32年5月18日に許可されています。大正6年8月23日に村社、昭和16年4月1日に郷社に列格しました。

大正元年に稲穂神社、昭和47年に小樽内川稲荷神社、昭和48年に新川神社を合祀しています。昭和22年10月8日には手稲山頂に奥宮が建立されました。

ご利益とされてきたこと

  • 由緒

    遥拝所として出願された

    冬季・農期の参拝の不便さから、村中250戸にて明治29年12月26日に札幌神社正式遥拝所の設立を出願し、翌年9月4日に許可されました。

    史料に基づく
  • 由緒

    拝む場所が拝まれる場所に

    明治31年9月10日に神社への引き直しを出願し、翌32年5月18日に許可されました。

    史料に基づく
  • ここでできること

    手稲山頂の奥宮

    昭和22年10月8日、手稲山頂に奥宮が建立されました。

    史料に基づく

この社は、別の社を遠くから拝むための場所として始まりました。手稲村の移住民は札幌神社に参拝することを常としていたが、冬季・農期の参拝の不便さを感じ、村中250戸で遥拝所の設立を出願した——出願は明治29年12月26日、許可は翌年9月4日です。拝む先の札幌神社は、いまの北海道神宮です。

この一覧の遥拝所は、これで二つ目になります。福岡の宗像大社沖津宮遙拝所は、沖ノ島が神職以外の入島を禁じているために建てられました。あちらを隔てているのは掟で、こちらを隔てていたのは雪と農繁期です。そしてもう一つ違うのは、こちらがその隔たりを追い越したことです。明治31年に神社への引き直しを出願し、翌年許可されて、拝む場所が拝まれる場所になりました。

出願したのは村中250戸です。琴似神社の240戸、西野神社の五戸と同じく、札幌の社は始まりに戸数が残ります。ここが違うのは、その250戸が求めたのが新しい神ではなく、遠い社への距離を縮めることだった点です。

合祀と増築は続いています。大正元年に稲穂神社、昭和47年に小樽内川稲荷神社、昭和48年に新川神社。昭和22年には手稲山頂に奥宮が建てられました。御祭神は七柱におよび、開拓三神と伊勢の神々、稲荷、菅原道眞公が並びます。

記述ごとの根拠 2
  • The shrine began as a distant-worship site facing Sapporo Jinja, petitioned for by 250 households in 1896 because winter and the farming season made the journey impractical. 史料に基づく
  • It was granted conversion into a shrine in its own right on 18 May 1899. 史料に基づく

関連ガイド

  • 参拝の作法は、どこがどう示しているか手水、二拝二拍手一拝、そして寺院での合掌と焼香。全国におおむね共通する部分について、神社本庁と各寺院が自ら公表している説明をたどります。
  • 「パワースポット」とは何なのか伝統的な宗教の区分ではなく、現代日本語の語彙です。言葉がどこから来たのか、何を主張していて何を主張していないのか、それでも当サイトがこの語を使う理由。
  • 神社と寺——1868年が分けたもの神社は神道、寺院は仏教。ただしその線を制度として引いたのは1868年で、それ以前の千年あまり、両者は一つの体系でした。境内に残る継ぎ目と、文化庁の統計が示す数字。
  • お守り・絵馬・おみくじ・御朱印の由来絵馬はもともと生きた馬の代わりであり、御朱印は納経の受取に由来します。四つについて神社本庁と宮城県神社庁が公表している説明と、御朱印をめぐる七か条。

出典

  1. 手稲神社 — 北海道神社庁札幌支部 (閲覧日 2026-08-16)

最終更新:

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