波除神社

神社 · 東京

Namiyoke Shrine · Namiyoke Jinja · 波除稲荷神社

AIの支援を受けて調査・翻訳しています。記述には出典を付けていますが、誤りが残ることがあります。参拝時間・料金・閉鎖の有無は公式サイトでご確認ください。このサイトについて

ひとことで言うと

築地にある社で、名がそのまま波を除けるという意味です。1659年、海に浮かんでいた稲荷の御神体を祀ったところ波が鎮まり、埋立てが成ったと伝えられます。

The grounds of Namiyoke Shrine in Tsukiji
Photo: Nesnad, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

基本情報

住所
東京都中央区築地6-20-37
アクセス
東京メトロ日比谷線の築地駅と都営大江戸線の築地市場駅がどちらも数分です。場外市場を抜けた、駅からいちばん遠い側にあります。
参拝時間
ご祈祷の案内は社の公式サイトに掲載されています。特定の祭儀に合わせて行かれる場合は、お出かけ前にご確認ください。
おすすめの時間帯・時期
6月のつきじ獅子祭。大きな獅子頭が担がれます。社は季節ごとの祭礼と酉の市も行っています。
ご祭神・ご本尊
稲荷大神
公式サイト
www.namiyoke.or.jp

この場所について

波除神社は築地の端に立っていて、名がそのまま何のための社かを言っています。波を除けることです。この土地は十七世紀まで海でした。社の語る創建の由来は、その埋立てがどう終わったかという話でもあります。もう一つ、築地市場が残していったものがあります。すし塚、海老塚、鮟鱇塚、玉子塚、昆布塚と並ぶ石の列です。

由緒と歴史

今からおよそ370年前、この一帯は一面の海でした。江戸の南東の埋立ては日比谷入江から始まり、江戸城西の丸の堀を掘った土が使われています。大名七十家が千石につき一人ずつ人足を出し、その差配にあたった人物の名は、今も町名にいくつか残っています。

それから七十年ほどのち、明暦の大火のあとに、四代将軍家綱のもとでこの場所の埋立てが試みられますが、うまくいきませんでした。堤を築いても波にさらわれ、それが何度も繰り返されます。

社の伝えるところでは、ある夜、海面に光を放って漂うものがありました。船を出して引き上げると、稲荷大神の御神体でした。人々はこの地に社殿を建てて祀り、盛大な祭を行います。すると風波はおさまり、工事は順調に運んで埋立てが成りました。社はこれを1659年のこととしています。

人々はこれに驚き、神に波除の尊称を奉りました。あわせて大きな頭が奉納されます。雲を従える龍、風を従える虎、そして一声であらゆるものを従わせる獅子です。これを担いで回ったことが、つきじ獅子祭の始まりです。現在の社殿は1937年、伊勢神宮外宮と同じ様式により檜で建てられたもので、戦前の東日本で最後に建てられた社殿だと社は記しています。

ご利益とされてきたこと

  • 由緒

    海に浮かんでいた御神体

    堤を築いては波にさらわれることが続いたところ、光を放って漂う稲荷の御神体が見つかったと社は伝えています。祀ったところ波はおさまり、1659年に埋立てが成りました。

    言い伝え
  • 信仰・ご利益厄除け金運

    災難を除け、波を乗り切る

    名がそのまま信仰です。以来この社は、災難除け・厄除け、商売繁盛、工事安全の社として信仰されてきた、と社は記しています。

    史料に基づく
  • 信仰・ご利益

    龍と虎を鎮める獅子

    社はその筋道を説明しています。波は雲を司る龍と風を司る虎のはたらきであり、それを見下ろす獅子が両者を鎮める、というものです。

    史料に基づく
  • ここでできること

    すし塚、海老塚、昆布塚

    境内には市場の各業界が建てた塚が並んでいます。すし塚、海老塚、鮟鱇塚、活魚塚、玉子塚、昆布塚、そして蛤石です。

    土地の慣習

名がそのまま信仰を言い表している社は多くありません。波除は波を除けるという意味で、この尊称は、御神体を祀ったとたんに海が静まるのを見た人々が奉ったものだと社は伝えています。以来この社は、社自身の言葉によれば、災難を除き波を乗り切る波除稲荷として信仰され、その信仰は災難除け・厄除け、商売繁盛、工事安全に向けられてきました。一つ目と三つ目は埋立ての現場が願うことで、二つ目は、のちにここへ育った市場が願うことです。

本殿に祀られているのは倉稲魂命で、社は衣食住と産業、商業を守る神とし、波除様の尊称を添えています。

獅子は、見て終わりにするより筋道を知っておいたほうがよいものです。社の説明はこうです。「波は雲を司る龍と風を司る虎のしわざであり、その両者を一声で平伏させるのが獅子である。獅子が見下ろせば龍虎は鎮まり、波は止む」。そして社は、それによって人生の荒波もまた鎮まるとしています。境内の獅子頭一対は中央区の文化財で、鉄製の水盤も同じく指定されています。

ここでいちばんめずらしいものは、社のものではなく市場のものです。境内には各業界が建てた塚が並んでいます。すし塚、海老塚、鮟鱇塚、活魚塚、玉子塚、昆布塚、そして蛤石。売られ、食べられたものへの感謝を刻んだ標で、これだけまとまって並ぶ場所は東京にほかにありません。

記述ごとの根拠 7
  • The Tsukiji area was open sea until the seventeenth century, reclaimed from the Hibiya inlet using spoil from the moat dug for Edo castle's western enceinte, with seventy daimyo houses each supplying one labourer per thousand koku. 史料に基づく
  • The shrine relates that the final stretch of reclamation here kept being swept away by waves until an image of the Inari deity was found floating and giving off light; once it was enshrined the wind and waves dropped and the work was completed, which the shrine dates to 1659. 言い伝え
  • The people of the time gave the deity the honorific Namiyoke, wave-averting, and dedicated large heads of a dragon, a tiger and a lion; carrying these is the origin of the Tsukiji Lion Festival. 史料に基づく
  • The shrine states that it has been turned to as the Namiyoke Inari that removes calamity and rides out the waves, with devotion attaching to warding off calamity and misfortune, prosperity in trade, and safety on construction work. 史料に基づく
  • The main hall enshrines Uganomitama, described by the shrine as guardian of clothing, food and shelter, of industry and of commerce; the present hall was built in 1937 in the style of the outer shrine of Ise, and the shrine says it was the last shrine hall built in eastern Japan before the war. 史料に基づく
  • A pair of lion heads and an iron water basin in the grounds are designated cultural properties of Chuo ward. 史料に基づく
  • The grounds hold memorial stones raised by the market trades for sushi, shrimp, anglerfish, live fish, eggs, kelp and clams. 土地の慣習

参拝のポイント

作法は一般のとおりです。波除神社ならではの点を挙げます。

境内は狭く、築地場外市場の名残の中にあります。市場の通りが混む時間が、そのまま社の混む時間です。

塚は展示物ではなく供養の塔です。現場の人たちが自分たちの扱ってきた生き物のために建てたもので、通りすがりに撮るより、刻まれた文字を読むほうが向いています。

6月のつきじ獅子祭は大獅子が出る日で、静かな神事ではなく大きな祭です。

関連ガイド

  • 参拝の作法は、どこがどう示しているか手水、二拝二拍手一拝、そして寺院での合掌と焼香。全国におおむね共通する部分について、神社本庁と各寺院が自ら公表している説明をたどります。
  • 「パワースポット」とは何なのか伝統的な宗教の区分ではなく、現代日本語の語彙です。言葉がどこから来たのか、何を主張していて何を主張していないのか、それでも当サイトがこの語を使う理由。
  • 神社と寺——1868年が分けたもの神社は神道、寺院は仏教。ただしその線を制度として引いたのは1868年で、それ以前の千年あまり、両者は一つの体系でした。境内に残る継ぎ目と、文化庁の統計が示す数字。
  • お守り・絵馬・おみくじ・御朱印の由来絵馬はもともと生きた馬の代わりであり、御朱印は納経の受取に由来します。四つについて神社本庁と宮城県神社庁が公表している説明と、御朱印をめぐる七か条。

出典

  1. About the shrine, history and grounds (波除神社について) — Namiyoke Shrine (閲覧日 2026-08-02)
  2. Prayers (ご祈祷のご案内) — Namiyoke Shrine (閲覧日 2026-08-02)
  3. Namiyoke Inari Shrine (Q3335477) coordinate location — Wikidata (閲覧日 2026-08-02)

最終更新:

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